今年は自分たちの記録用も兼ねて、門松創りの日記のようなものをつけてみようと思う
毎年12月に入るとこの門松創りにたくさんの時間を使っていて、
なのに翌年になると、今はこの進捗のペースで例年より早いのかそれとも遅れているのか、
感覚だけでやっているからわからなくなってしまう
来年の今頃、あぁ、去年の12月6日はまだこんなことやってたのかとわかれば、
今いる自分の場所が見えてくるのではないかなって
誰が見てくれているか分からないこのブログですが、
12月の間少しお付合い頂ければ、うれしいです
最初の1回目は竹切りについて
門松なんていう名前のくせに、これを創るのに一番手に入れるのが大変なのは竹
毎年、地主さんに交渉して実際に竹薮に入ってチェーンソーを使って竹を切る
竹は太すぎてもだめだし、細すぎてもだめ
もちろん、ひびや割れ目が入っていてもだめだし、青々とした美しい色でないといけない
なるべくその年に生えた新竹(1年くらいの竹)ではなく、2〜3年くらいの竹がかっこいい
10メートル近い竹は根元を両サイドからチェーンソーで切っていく
でも、その高さから切っただけでは倒れない
根元を持って、走る方向を定め、竹が倒れる道を作るために全力で走る
倒れた竹は、根元から4mで一回、さらにそこから4m80で一回、その上は処分しやすくするため、
枝葉と幹を細かく刻んで整頓します
そんな気の遠くなるような作業を、ピンと張りつめた冷たい竹薮の中でひたすら繰り返す
その作業は、つらいけど、しんどいけど、単純作業だけど、なぜかいやじゃない
今年切る竹は450本
それでも、まだかぐや姫は見た事がないんです