今日のブログはブックレビューです。
先日このブログでも紹介した、「ストーリーとしての経営戦略」の著者である楠木建さんの新刊が発売されました。
こちらもとても面白い内容で、受け取るものが多かったので少しだけご紹介します
本書はざっくり言うと、14人の日本を代表する素晴らしい経営者の皆様に「善し悪し」ではなく「好き嫌い」という切り口でインタビューをしていくことで、仕事に対する考え方やプライベートとの関わりを読み解いて行くストーリーです
前マクドナルド、現在ベネッセでご活躍されている原田社長や、ライフネット生命の出口社長、日本電産の永守社長、ファーストリテイリングの柳内社長、インテグラル佐山社長、サイバーエージェント藤田社長、スタートトゥデイ前澤社長などなどわくわくするメンバーの皆様です。
それぞれの方の著書やコラムなどは読んだ事がありましたが、経営哲学ではなく、もっとそのひとの考える根本にある好き嫌いの部分が読み取れる本書は、今までのそれとは違い、
もっと人間臭いというか、一人の人間としての魅力が伝わります
特に印象に残ったのは、ライフネット生命の出口社長
大好きな読書から得られたたくさんの学びが、出口社長の一言一言に現れています
「素直であること」に対する考え方ははっとさせられるものがありました。
対談を読み進めて行くうちに、僕自身がこの人のこの考えは好きだな、でもここは嫌いだなと感じながら読んでいる自分に気付きました。
誘因ではなく、動因
内から溢れ出るエネルギーの源は、自分自身がそれを好きかどうかに起因するのではないかという著者の仮説は、とても面白い。
難しい事抜きにして、楽しめる一冊です。